星屑の空

経理・人事・採用などスタッフ系業務。管理系。事務系。お酒が好き。本が好き。音楽を聞くのは好き。仕事の話・創作・普段の生活のことなどごった煮。

働き方改革の難しさ

労働時間が短くなる。それは多くの人にとってうれしいことだろう。でも、一部には、うれしくない人もいる。主には、仕事を通じてキャリアをあげたい、成長したいと考えているような人たちだ。仕事を通じての成長、というとブラック企業だなんていわれる可能性が大だろうけれども、仕事をこなすことでスキルアップをするような人たちだっている。今まで仕事でスキルやキャリアを積んでくるのが当たり前だったが、日本は仕事、特に会社にいない時間でどれだけ自己研鑽という時代になってきた。ようやくなろうとしている。

そう考えると非常に難しい。時間が空いた分、その分お金をもらわずに自分に投資をしてキャリアを積まなければいけない。逆に言うと、できる人とできない人の差が激しくなっていく。そうなると、学びなおしの大切さが広がっていくだろうし、年功序列が少しずつ見直されていくのかもしれない。労働時間が短くなって好きなことができるようになって幸せかもしれないが、その分のスキルアップはどこかでしないとキャリア構築としては厳しいという側面が見え隠れする。

こんなことを考えるなんて、早く帰れるようになった分、考えることが増えているだけかもしれないが。

※個人的には、エリートは世界中どこを見てもハードワークだし、自己研鑽をしている。そういう人たちのおかげで新しいサービスや、仕組みが構築されている。ただし、日本の場合はエリートじゃない人たちも長時間の労働を強いられているようにも感じている。もちろん、そうじゃないと世の中が成り立たないという構造になっているのかもしれないが、もう少し、それなりのレベルのサービス・暮らしというのが世間的に認められてもいい気がする。